朝目覚めると殿が必ず「虎痴」と抱きついてきます。

『家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています。』の替え歌で、
許褚仲康×曹操孟徳。ちょっと北方風味？

描いてみた系を載せた記事はこちら♪→■
絵もいつか描きたいですが、ひとまず歌詞が完成したので載せときます♪

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『朝目覚めると殿が必ず「虎痴」と抱きついてきます。』

瞼開けると目前に殿の顔
髭と髭が触れ合う距離
鬢(びん)寝乱れて
慣れない者が見たら赤面するかも知れない

落ち着いたふりで
「お早いお目覚めでございますな」
と笑うと
胸に顔埋(うず)めたまま満足そうに
クククと笑ってた

朝目覚めると殿が必ず「虎痴」と抱きついてきます。
明日はどんな笑顔で待ってるのか
予想で胸が熱い

ある日は脚にしがみついてたり
寝台の下に隠れてたり
馬乗りで妖しく見つめられた朝は
理性飛ぶかと思った

言い繕いも結構大変で
皆の視線に頬が熱い
艶あるお顔で茶々を入れるのは
勘弁して下され

朝目覚めると殿が必ず「虎痴」と抱きついてきます。
ちょっと気を抜くと口端緩むから
できるだけ冷静に

天下の農民名乗ってた頃は
怖いものなどひとつもなかった
あの日貴方に出逢ってから
貴方を失う事がただ怖い

殿を護った悪来が死んだ夜
殿は部屋に俺を呼んだ
震える声は確かに言った
「お前はそばにいろ」と

朝目覚めると殿が必ず「虎痴」と抱きついてくるから
今日も貴方と歩める喜びで
鼓動が止まらない

「虎痴」と抱きつく貴方に
「殿」と短く返すことが
俺の忠誠心の証ならば
それはそれでありだろう

朝目覚めると殿が必ず「虎痴」と抱きついてきます。
明日もどんな貴方に出逢えるのか
期待して腕枕