迷鏡止水

勉邪眠の日々徒然。

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『DRAGON BALL超』より、孫悟飯?×フリーザ様。



※E様の素敵設定に影響を受けましてv
 (一部引用に当たるかも…お嫌だったら仰ってくださいませ~!)
※サイヤ人の反乱が起きなかった世界。
 悟空(カカロット)も悟飯も惑星ベジータで生まれ育っています。
※悟飯のここでの名前も考えていたけど、あえて。
※SSとか相変わらず書けないので字コンテというかただの会話とモノローグ。
※逆光源氏っていいよね









…はあ、困ったこと。
ちょっと可愛らしいサイヤ人がいたものだから、
ほんの気まぐれ ―そうですね、解消も兼ねてますね― で声をかけましたけれど。
サイヤ人と言えば粗暴で野蛮、勿論あっちも精力的な民族だと記憶していましたが、
こんなに奥手な方もいるのですね…驚きです。

「はあ…いつまでそうしているつもりですか?」
「す…すみません」
「…お嫌でしたら、最初のうちに断って頂いて構いませんと言ったはずですが」
「い、いえ!そんな… フリーザ様のことは、あの、…ま、前々から…」
「ふふ」
「えっ」
「そこまで重いものは期待してませんよ。そういうのはいらないです。
 私だってたまには発散したいだけ。貴方もそうでしょう?
 重要なのは、わたしで出来るか、否か。
 後者でも気にしませんし、人事や査定に響くことはありませんから」
「…いえ、本当に、僕は」
「わたしのご機嫌取りとかでなくて、本当なら、
 余計に言わないでください。冷めます」
「…」
「ひととき、お互いに楽しみたい。わたしが望むのはそれだけです」
「僕は、あなたを大事にしたい」
「やめなさい」
「お会いしたときから、あなたの強さと高貴な美しさに惹かれてました…
 この気持ちを捨てられませ、……!」
「…、お黙りなさい」
「…」 
「冷めるどころか、暑苦しいですね。
 まあ貴方を選んだのも気まぐれ。その熱さを味わうのもたまには楽しそうです。
 …今度は貴方から口づけなさい。上手に出来たら可愛がって差し上げます」
「フリーザ様…っ」
「ベッドの中くらいは、様付けは却下ですよ」
「フリーザ、さん… フリーザさん、フリーザさん…ああっ…」
「可愛い子。…おや、そう言えば、お名前をお聞きしてませんでしたね」
「あなたの声で、僕の名前を呼んでくれるのですか。嬉しい…
 僕は、バーダックの孫、カカロットの息子の、―――」
「―――、そう、いい名前ですね。それに…上手です。 …ん……」

今にして思えば、あの夜名前を呼ぶべきでなかったかもしれません。
帝王とは常にひとり、孤高の存在でなくてはいけないのに。
他人に興味のなかったわたしが、まさか
人に物を教えたり、熱い手が心地よかったり。
貴方の成長が楽しみだなんて、どうしてくれるんですか。
『責任とって、ずっと傍にいます』ですって?
どうしてくれるんですか、胸の奥が熱いんですけれど。
…はあ、困ったこと。
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